シリーズ「経営品質あるある」第10回「旅人が出会った3人の石工」

シリーズ「経営品質あるある」✏️

コラム「経営品質あるある」の第10回を掲載しました。今回のテーマは「旅人が出会った3人の石工」で「働きがい」や「仕事へのモチベーション」について書きました。有名なイソップ物語から引用していますのでご存じの方も多いかと思います。

皆さんで読んで頂き、気づきを共有して頂ければ嬉しいです。

コラムは毎月第2・第4金曜に発信しています。 トップページメニューの「コラム」からこれまでの記事を一覧で確認できます。ご活用ください。

第10回「旅人が出会った3人の石工」

あなたや部下は、どの石工の姿に近いでしょうか。給料のために働く1人目は「作業者」、腕を磨く2人目は「職人」、そして大聖堂を創り人々に喜んでもらいたいと語る3人目は、仕事を社会的使命として捉える「価値創造者」です。

どの石工も間違いとは言い切れませんが、自分の仕事の意味を理解し、顧客や社会への貢献を自の喜びにして行動する人は3人目で、組織を持続的に成長させる原動力になってくれます。

では、そのような人材はどう育つのでしょうか。命令や管理、精神論だけでは主体性は生まれません。経営の目的や顧客価値を共有し、「この仕事は誰の幸せにつながるのか」を対話で言語化すること、意見や挑戦、失敗を安心して話せる心理的安全性を整えること、そして現場に任せ、自分で考え選び決める裁量を与えることが重要です。

上司が答えを示すのではなく問いを投げかけ、共に考える姿勢が内発的動機を育てます。意味づけと信頼に基づくマネジメントこそが、3人目の石工を増やし、顧客価値を創り続ける組織をつくる1つの鍵なのです。

(運営委員/マネジメント・ラボ 高橋良和)