来年度に向けて企画中!! オムロン京都太陽株式会社 訪問レポート

障がい者雇用のパイオニアを訪問
11月11日(火)、京都経営品質協議会の運営委員として、障がい者雇用のパイオニアであるオムロン京都太陽株式会社を訪問いたしました。同社は、障がいの有無にかかわらず誰もがイキイキと働き続けられる職場を目指し、長年にわたり創意工夫と改善を積み重ねてこられた企業であり、国内外からの視察が絶えない存在です。
「障がいのある人が働きやすい職場は、誰にとっても働きやすい職場である」
現場では、複雑な作業を光や音で誘導し簡単にできるようにしたり、一人ひとりの特性に応じた課題解決を実践されていたりと、人に寄り添った仕掛けが随所に見られました。こうした取り組みの結果、生産性はオムロン全体と遜色なく、社員が新しい仕事に挑戦する組織風土が育まれていることが大変印象的でした。
また改善は設備や工程にとどまらず、対話の方法や振り返りの仕組みを通じ、気づきから自ら改善・成長する文化へとつながっていました。これらの工夫は障がい者のためだけではなく、健常者にも有益な働きやすさを生み出しており、まさに「障がいのある人が働きやすい職場は、誰にとっても働きやすい職場である」という理念を体現されていると感じました。
来年度のベンチマーキング企画へ
京都経営品質協議会としては、ダイバーシティ&インクルージョンの実践はもちろん、すべての社員がいきいきと活躍できる組織づくりを目指す企業にとって大きな学びになると考え、来年度に向けたベンチマーキング企画の準備を進めております。会員の皆様にも同社の取り組みを共有できる機会を整えてまいります。
(文責:運営委員 マネジメント・ラボ 高橋良和)


