シリーズ「経営品質あるある」第18回「何も言ってないのに」
シリーズ「経営品質あるある」✏️
コラム「経営品質あるある」の第18回を掲載しました。
今回のテーマは「何も言ってないのに」です。今回のテーマは「何も言ってないのに」です。人は言葉だけでなく、態度や姿勢、表情なども重要なコミュニケーションの手段になる、という話です。読んで頂き職場での対話の材料にして頂ければ嬉しいです。
コラムは毎月第2・第4金曜に発信しています。
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第18回「何も言ってないのに」

少し前になりますが、日本経済新聞に「音ハラ」に関する記事が掲載されていました。ため息や舌打ち、強いタイピング音など、本人に悪気はなくても周囲がストレスを感じ、仕事への集中力を失ってしまうという内容でした。
この現象は特別なものではなく、どの職場でも日常的にも見られ注意が必要ですが、特に管理職やリーダーの方は気をつけたい。
ため息をつく、スマホを見ながら話を聞く、パソコンを強く叩く、忙しそうな態度を見せる――。上司本人は「疲れていただけ」「聞いているつもり」「急いでいただけ」と思っていても、部下は「機嫌が悪そうだ」「今は相談しない方がいいかな」と無意識に空気を読み始めます。その結果、相談や提案が減り、職場の活気が失われてしまうことがあります。
上司は言葉だけで職場を動かしているわけではありません。表情や態度、何気ない仕草もまた、職場の空気をつくる重要なメッセージです。「私は何も言っていない」と思った時こそ、自分がどんな空気を発しているのかを振り返ってみることが大切かもしれません。
一方、部下の側も「きっと機嫌が悪いに違いない」と決めつけるのではなく、「今、お時間よろしいですか」と声を掛けたり、「少し相談したいことがあります」と伝えたりしてみることも必要でしょう。
一番良いのは「部長、今日は機嫌良くないのですか?」「なんで?別に普通だよ」「パソコンのキーボードの音がいつも以上に大きいので」「えっ?そうか、全く自覚無かったわ、ごめんごめん気をつけるよ」とザックバランに対話できる関係が築けていること。
上司も部下も、黙って、お互いに空気を読み過ぎるのではなく、小さな対話を重ねることが、風通しの良い職場づくりへの第一歩なのかもしれません。
(マネジメント・ラボ 高橋良和)


