シリーズ「経営品質あるある」第19回「私って本当に大切にされているの?」
シリーズ「経営品質あるある」✏️
コラム「経営品質あるある」の第19回を掲載しました。
今回のテーマは「私って本当に大切にされているの?」です。人は自分が大切に扱われていると思うとモチベーションが上がったり、チームのために頑張ろうと思えたり、自分も相手を大切にしようとしたりしまが、大切に扱われれているか否かを何で判断するのでしょうか?という話です。是非読んで頂き職場での対話の材料にして頂ければ嬉しいです。
コラムは毎月第2・第4金曜に発信しています。
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第19回「私って本当に大切にされているの?」

会社の理念や方針として「社員を大切にしよう」と掲げている企業は少なくありませんし、実際、社員やパートナーを最優先に経営をされている企業は沢山あります。
福利厚生を充実させたり、働きやすい制度を整えたりすることも大切です。しかし、人が「大切にされている」と感じるのは、必ずしも制度や理念だけではないようです。
例えば、部下から「社用車をぶつけてしまいました」と報告を受けたとき、上司が真っ先に「車は大丈夫か?」「修理は必要か?」と尋ねたとします。もちろん会社の資産を守ることは管理職として重要な役割ですし、悪意があったわけでもないでしょう。しかし、報告した本人は、不安や申し訳なさでいっぱいだったはずです。
もしかしたら「会社は自分より車の方が大事なんだ」と不信感に思ったかもしれません。
そんな時、「ケガはない?」「あなたは大丈夫?」という一言が先にあれば、受け止め方は大きく変わっていたでしょう。
このような事例は意外と沢山あります。風邪で休みを伝えた時に「頼んだ仕事の締切は間に合うのか」と“身体じゃない心配”をされたり、社員が健康や生活に不安を持つ時に「そんなことより数字はいけるのか?」と言われたり…言った側は無意識でも、言われた側は何年も覚えていたりします。
私たちは、理念や制度だけで組織文化を感じているのではなく、日常の何気ない言葉や態度から、「自分は大切にされている存在なのか」を確かめています。上司の最初の一言は、その人が何を大切にしているかを映し出す鏡なのかもしれません。まず相手を気遣う言葉を添えること。それだけでも、職場の空気は少し温かくなるのではないでしょうか。
(マネジメント・ラボ 高橋良和)

